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エジプトの旅 -カイロ・イスラーム地区-

エジプトらしさを味わえるイスラーム地区

エジプト ガーマ・アフマド・イブン・トゥールーン

カイロには世界遺産に登録されているイスラーム地区があります。

見ごたえは十分にありますが、スケジュールに余裕のない人は自分の興味のあるところを幾つか見るだけでも良いと思います。

タフリール広場から約2キロなので歩いてみました。

大通りから外れて途中で細道に入ります。

 

人と人が共に生活するということ

地面は舗装されていなくて砂埃が舞う中を歩きました。

裏道にある薄汚れたお店の中は色褪せた商品が並んでいます。

驚いたのはどのような狭い道にも必ず誰かがいることです。

歩いている人、誰かとおしゃべりをしている人、家の前で座っている人など。

普段私は東京の都心に住んでいますが、誰にも会わずに長く歩くことがいくらでもあります。

隣の部屋に住んでいる人も上の人も下の人も顔も知らずにマンションに暮らしています。

しかし、エジプトの人達は家の扉や窓を大きく開けて通り過ぎる人とでさえ世間話をします。

エジプトの人達は常に意識が外に向いているような気がしました。

近隣住民と関わりをもって共に生きていく、これが本来あるべき姿なのかもしれません。

 

ガーマ・スルタン・ハサン

エジプト ガーマ・スルタン・ハサン

世界最大級のイスラム建築として有名です。

内部には4つのイーワーンがあります。

イーワーンとはイスラーム建築でよく見られる様式で、中庭に向いている壁がアーチ状に大きく開いているのが特徴です。

中東や中央アジアでよく見られます。

入場料30ポンドを払った後は裸足になります。

下の画像にある中庭も裸足で歩きます。

エジプト ガーマ・スルタン・ハサン

ガーマ・スルタン・ハサンの中庭の様子。後ろに見えているのはイーワーンの特徴である大きなアーチ。

 

ガーマ・アフマド・イブン・トゥールーン

エジプト カイロ ガーマ・アフマド・イブン・トゥールーン

カイロに現存する最古のガーマなので行ってみました。

真夏の午後2時過ぎにガーマには誰もいませんでした。

ガーマとは寺院のことです。

トゥールン朝の創始者アル・アミル・アハメッド・イブン・トゥールンによって879年に完成したモスクです。

上の画像の左奥に見えているミナレット(尖塔)は外階段が付いている珍しいものです。

エジプト ガーマ・アフマド・イブン・トゥールーン

中庭を囲む回廊

 

シタデル

エジプト カイロ シタデル

アイユーブ朝の創始者サラディンが1176年に建築した城塞です。

サラディンは十字軍を倒したアラブ世界の英雄です。

そのシタデルの奥にはガーマ・ムハンマド・アリという大変美しいガーマが見えます。


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イスラーム地区にはその他にイスラム大学の最古の一つでアズハル大学の元になった寺院ガーマ・アズハルなどもあります。

14世紀末に始まったバザール(市場)、ハーン・ハリーリも歩いてみましょう。

現在のハーン・ハリーリはおみやげ屋ばかりですが、エジプトでどんなおみやげが売られているのかを知ることができます。

もし買いたい物が見つかったら値切り交渉をしましょう。

 

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