2日目はカイロ市内を歩き回ることにしました
……と言っても、ガイドブックはありません。
カイロで観光すると言ったら、やはりエジプト考古学博物館ですね。
博物館の見学にじっくり時間を掛けたいので朝いちで向かいました。
記憶をたどりながら、まずはエジプト考古学博物館を目指しました。
ホテルそしてタフリール広場からとても近いことは覚えていました。
英語で道を尋ねようとしましたが、エジプト考古学博物館の正式な英語名が分かりません。
また、エジプト人はあまり英語が話せないようです。
そこでタフリール広場周辺を見渡すことにしました。
タフリール広場の周辺は敷地面積の広い大きな建物が幾つもあります。
どれも考古学博物館に見えてきます。
エジプトで道を渡るということ
手当たり次第に歩き回れば良いのですが、エジプトで道路の反対側に渡るのは容易ではありません。
横断歩道があれば問題ないですが、横断歩道はあまりありません。
そのため、車道を渡らなければいけません。
カイロの道路は5車線ほどあるので渡るのは困難です。
交通システムが未発達なカイロでは車の運転手は少しでも前に進もうと躍起になっています。
その車を1つひとつ停車させないと渡れません。
走っている車を自分の身ひとつで停止させるのはけっこう危険です。
また、道路を横断するのは気が引けます。
自分のためにたくさんの車を停止させることは申し訳ないからです。
そのためエジプト人歩行者が車を停止させて、車道を横断している際に後ろからくっついて渡ることにしました。
それでもいつ車が走り始めるか分からないので怖いです。
くっついていく作戦でようやく1つ横断できました。
しかし、周りに現地の人が誰もいなくなり、いつまで経っても渡れない状況が生まれてしまいました。
ついに1人で車道を横断することに!
『仕方ない! 自分で車を停めることにしよう!』
まずは勇気を出して車道に一歩足を踏み出します。
向かって来る車に「私は渡ります! 止まってください!」オーラを放ちます。
運転手と視線を合わせるようにしましょう。
すると車が停まってくれました!
それにより最初の車線を走っている車はすべて停まってくれます。
次に、その車線からさらに次の車線に向かってもう一歩足を踏み出します。
さっきと同じオーラでまた車を停めます。
これをくり返していき、ついに向こう側に渡ることができました♪
慣れない私は勇気を出して渡っていましたが、運転手の人達はいつものことなので澄ました顔で一時停止をしてくれていたような気がします。
車を停めることが快感に
旅の途中からは、この車を停めて車道を渡ることが面白くなりました。
自分のためにたくさんの車が停まってくれるのがなんだか気分が良かったのだと思います。
最終的にはエジプト人よりも先に自分が車を停めて横断するようになりました。
そんな小さな困難を克服して、赤とピンクの中間色のような外壁のエジプト考古学博物館に辿り着きました♪
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