イマーム・ホメイニー師の肖像画があちらこちらに・・・・・・
イランではさまざまなところにイマーム・ホメイニー師の肖像画があります。
シーア派のイランではスンナ派(スンニ派)の国とは偶像崇拝禁止への解釈が違います。
それにより、イランでは偶像崇拝禁止の規律が少し緩いのです。
そのため、宗教指導者のホメイニー師の肖像画は町中でも礼拝堂の中でも至る所に飾ってあります。
イマーム・ホメイニー師とは?
ホメイニーはシーア派十二イマームの七代目ムーサーの子孫と言われています。
ホメイニーは若い頃に独裁的で西欧寄りだった皇帝パフラヴィーを公然と非難していました。
ホメイニーは拉致されて国外に追放されてしまったのですが、その後も海外からイランの国民にイランの体制を変えようと長年訴え続けました。
その勢いに圧倒された皇帝は1971年にエジプトへ逃亡します。
ホメイニー師は15年ぶりに母国への帰還を果たしました。
彼は王制を廃止してイラン・イスラーム共和国を建国しました。
同時に、ホメイニーは国の終身最高指導者の地に就きました。
これをイラン革命といいます。
ホメイニーは1989年に亡くなりました。
イマームの子孫であり、さらに建国の父でもあるホメイニーは今でもイラン国内で絶大な人気があります。
1000リアルから50000リアルまでの紙幣にその肖像画が使われています。
なお、ホメイニーという名は、日本では「ルーホッラー・ホメイニー」、「アヤトラ・ホメイニ師」などと表記することが多いです。
最後を伸ばさない「ホメイニ師」という呼び名も広く知られています。
水タバコを吸ってみる
水タバコは最近日本でも見られるようになってきましたね。
イランでは喫茶店で水タバコを吸うことができます。
ためしにシーラーズの喫茶店に入ってみました。
喫茶店では男性客が水タバコを吸っています。
常連客と思われるイラン人の男性たちは時々会話を交わすものの、基本的には静かに喫煙しています。
水タバコとは?
水タバコはイランで発明されました。
イランがまだペルシアと呼ばれていた時代のことです。
タバコの葉っぱの上に炭を置き、熱すると葉っぱから煙が出てきます。
その煙は瓶の中の水を通っていくので、少しひんやりしています。
葉っぱには香り付けがされています。
フレーバーにはフルーツや花など多くの種類があります。
葉っぱには香料だけでなく蜜なども混ぜ合わせてあります。
水タバコは一度熱すると1時間以上吸うことができます。
元々タバコを吸わない私は紙タバコとの違いはよく分かりませんでした。
でも、せっかくイランに行ったのなら一度くらい挑戦してもよいかもしれません。
周りのイラン人男性とおしゃべりしながらのんびり休憩できます。
常習者にはなりませんように・・・・・・
水タバコはむせることもなく吸いやすいので、私のような非喫煙者にも体験しやすい代物です。
しかし、たった1度の吸引が紙タバコ1本分の喫煙に相当すると言われています。
日本で水タバコを取り扱うお店が増えてきていますが、健康を害する恐れがありますので気をつけてください。
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