スペインのセゴビアは私の住んでみたい街ベスト5に入るとってもステキな街です。
アルカサル、カテドラル、そして古代ローマの水道橋などいつまでも見とれてしまうものばかり。
街全体が世界遺産に登録されています。
セゴビアへの行き方は2通り
まず、セゴビアには駅が2つあります。
どの駅に着くか事前に確認しておきましょう。
どちらの駅に着いても町の中心や見どころへはバスで行きます。
①セゴビア・アベ駅
マドリードからAVEなどの高速列車に乗れば30分で着きます。
AVEなどの高速列車はセゴビア・アベ駅に着きます。
ここから11番のバスに乗ればローマ水道橋へ行けます。
②セゴビア駅
マドリードから普通列車に乗れば2時間で着きます。
急いでいなければ普通列車のほうが安く済みます。
セゴビア駅に着きます。
ここから8番のバスに乗ればローマ水道橋へ行けます。
ローマ水道橋
ローマ人が約2000年前に建造した水道橋です。
遠くの川から水を運び、安定して水を供給しようと考えたローマ人には本当に感心します。
全長728mもある水道橋はスペインでは最大規模の水道橋です。
駅からバスで向かう場合はアソゲホ広場で降りるのがおすすめです。
ローマ水道橋はアソゲホ広場を通っているからです。
水道橋はアソゲホ広場付近で地上から一番高い所を通過しているので仰ぎ見るにはぴったりの場所です。
驚くべきことに水道橋は20,400個の石を組み合わせただけで接着剤などは使われていません。
当時の技術の高さがうかがえます。
アルカサル
アルカサルとはスペイン語で「お城」という意味です。
ところで、かつてウマイヤ朝の時代にイスラム教徒がこの場所に砦を造りました。
さきほどのアルカサルの意味ですが、アラビア語では「砦」です。
この砦を土台にして、13世紀初めにキリスト教徒がお城をつくりました。
セゴビアのアルカサルはスペインで最も美しいと言われているお城です。
1474年にここでイサベルがカスティーリャ王国の女王に即位することを宣言しました。
歴代の王族の結婚式が行われたお城でもあります。
私の体験
街の美しさに見とれていたら一番の楽しみであるアルカサルに夜中の1時過ぎにたどり着くことになってしまいました。
真っ暗な林を歩くことになり、とても怖かったです。
道のりが怖くても訪れたかったのは、このお城がディズニー映画『白雪姫』のお城のモデルになっているからです。
『白雪姫』を見るとたしかにお城はアルカサルと全く同じ形をしています。
12月のとても寒い夜でしたが、誰もいないお城の目の前でずっと眺めていました。
せっかく来たので翌朝にもう一度アルカサルを見に行きました。
日中と夜ではひと味違った美しさと魅力があります。
カテドラル
約250年掛けて1768年に完成した大聖堂です。
スペインでは最後のゴシック建築の大聖堂です。
夜のライトアップがとても美しいです。
すぐ脇の美術館にはエンリケ2世の子ペドロのお墓があります。
乳母の腕からすべり落ちて亡くなったそうです。
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