ギアナ高地を歩く
ボートはエンジェルフォールの滝やラトン島から遠ざかっていきます。
川を下ってカナイマへと直行すると思っていました。
シウダーボリーバルでエンジェルフォール行きのツアーを申し込んだ際に急いで申し込んだので、実は詳しいツアールートを知りませんでした。
思い返してみると、申し込んだ後もツアー内容を詳しく聞く機会はありませんでした。
実際には途中でボートから降りてギアナ高地を歩く時間があります。
上の画像がその様子です。
恐竜の生きていた時代にタイムスリップしたような錯覚に陥って、不思議な感覚を味わいました。
ギアナ高地
テーブルマウンテンのことを現地ではテプイと言います。
地質は20億年前の先カンブリア時代のものです。
1000m以上の高さがあるテプイは圧倒的な存在感です。
ギアナ高地の総面積は広大で、日本の本州ほどあります。
サポの滝
再びボートに乗り込み、今度はサポの滝へ向かいます。
エンジェルフォールの高さにはかないませんが、水量の多さはサポの滝のほうが多いようです。
一番の楽しみはサポの滝の裏側を歩けるところです!
びしょ濡れになるため、水着もしくはポンチョを着用しましょう。
雨期であればサポの滝の裏側を歩いた後もポンチョとサンダルが必要不可欠です。
ホテルに到着
夕方6時にようやくロッジに到着。
ロッジのシャワーはお湯が出ました。
日本を出発して87時間後にようやく温かいシャワーを浴びることができました。
ロッジにはレストランもついていて設備は充実しています。
シウダーボリーバルへ
翌朝、カナイマ空港でシウダーボリーバル行きのセスナ機に乗ります。
カナイマ空港はとても小さく、乗客は搭乗まで屋外で待ちます。
アクセサリーなどのお土産屋が売っている程度です。
ロッジから空港まで歩いて行けます。
フライト時間がきちんと決まっているわけではないので、空港に集まっている乗客は「なんとなくな感じ」で選ばれてセスナ機に乗りこみます。
早く来た順に乗れるわけではありません。
私の体験
私は朝9時から空港で待ちましたが、なかなか選ばれずずっと待ち続けました。
6時間も待って、ようやく午後3時の最終の飛行機に乗りました。
最後の便はセスナ機というよりも小型飛行機で20人は乗れる大きさでした。
シウダーボリーバルに着き、エンジェルフォールツアーの行程は終了しました。
次の目的地へ
シウダーボリーバルを夜7時半に出発するカラカス行きの夜行バスに乗りました。
朝5時にカラカス着。
早朝のカラカスに到着するのはとても怖かったです。
どんな犯罪に巻き込まれるか分かりませんでした。
私はおそるおそる地下鉄に乗り込み、カラカス空港に着きました。
幸い、早朝なので地下鉄には人が見当たりません。
これならば犯罪のリスクもないですね。
空港に到着後、次の目的地エクアドルの首都キト行きのチケットを買おうとしました。
しかし、チェックインカウンターで「片道では不可」と言われました。
もうカラカスには戻りたくないと思っていた私はカウンターのスタッフに対応策を尋ねました。
スタッフは「それならば、往復のチケットを予約だけしてください。それで買うのは片道チケットだけです。これで大丈夫」と教えてくれました。
本当にこれで大丈夫なのかと心配でしたが、この方法で無事に片道チケットを購入できました。
さて、エクアドルのキトへ出発です。
ベネズエラの料理
Pabellon criollo
ベネズエラの国民的料理です。
シウダーボリーバルで食べました。
手前に写っているのは、柔らかくなるまで煮込んだ牛肉とトマトの料理Carne Mechadaです。
左奥は豆の煮物Caraotas Negrasです。
一番奥は完熟していないバナナを揚げたもの、プランテーンです。
そこにライスもたっぷりあり、ワンプレートでいろいろな味が楽しめる欲張りな料理です。
アレパ
典型的なベネズエラの朝食です。
トウモロコシを練って焼いたパンにハムやチーズを挟んで食べます。
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