クフ王のピラミッド内部に入りたい!
クフ王のピラミッド内部は暗くひんやりとしています。
途中でとても狭いところがあり、かがみながら歩くこともありました。
しばらくするとひらけた場所に着きます。
中央には石棺が置いてあります。
死者を埋葬する墓室で玄室と呼ばれます。
玄室は綺麗な装飾画もなくただただ暗いです。
それにしても立体パズルのようにピラミッドの石材を積み上げていく過程で、このような空間を造っているのですから4500年ほど前のエジプトの技術には感嘆します。
クフ王のピラミッドから出た私は荷物が無事であることに安心し、続けてカフラー王のピラミッドとメンカウラー王のピラミッドも見学しました。
カフラー王のピラミッドの高さはおよそ136メートルもあり、見ての通りの大迫力です。
内部は撮影禁止で、迷路のような細い道を歩くことができます。
三世代でピラミッド
この三大ピラミッドに関わるファラオは血のつながった三世代の家族です。
クフ王が祖父、カフラー王が父親、メンカウラー王が息子という系譜です。
ピラミッドの大きさもその順番です。
自分の親のピラミッドよりも大きなものは造らないほうが良いと考えたのでしょうか。
それとも資金難になったのでしょうか。
一説によると統治力が弱まっていったからだと言われています。
ギザのピラミッドは3つだけではない!?
「ギザの三大ピラミッド」というので、ギザにはピラミッドが3つしかないように思ってしまいますが、実際にはもっとあります。
メンカウラー王のピラミッドには王妃のピラミッドが3つあります。
上の画像のように角度によってはそれらが並んでいるところが撮影できます。
ラクダに乗りたい?
エジプトに行ったらラクダに乗りたいと思っていますか?
私はそういう願望もなくエジプトに来ました。
もしかしたらみなさんはラクダに乗ることを楽しみにしているかもしれませんね。
しかし、ピラミッド周辺でラクダに乗るのならばある程度の度胸が必要かもしれません。
ラクダ使いに注意!
私が撮影場所を探して歩いていると、ラクダ使いの一行が現れました。
ラクダ使いは観光客をラクダに乗せて生計を立てています。
彼らはラクダに乗って高い位置から私を見下ろしてきます。
見下ろすというよりも、見下しているというほうが適当かもしれません。
威圧的な態度でムチを乱暴に振り回しています。
私はラクダが来られないような場所にさっと入って距離を置きました。
ラクダ使いはあきらめて他の観光客のほうへと去って行きました。
ラクダ使いは悪態をついている様子でしたので、どうしてもラクダに乗りたい人は値段交渉に気をつけましょう。
どのガイドブックでもギザでラクダに乗った時のトラブルを紹介しています。
たとえば、チップを渡さないとラクダからおろしてくれないと書いてあります。
ラクダに乗るならばある程度の出費を覚悟しておかないといけないようです。
ちなみに私は安い料金で馬に乗りました。
周囲からぐるりとピラミッドを見てみたかったので。
スフィンクス
スフィンクスはライオンの体と人間の顔を持った、いわゆる人面獣身です。
一枚岩からの彫り出しとしては世界最大の像で、エジプト人にとっては神聖な石像です。
スフィンクスの鼻は削れてしまっています。
ディズニー映画『アラジン』
ディズニー映画『アラジン』では、アラジンがジャスミンと共に魔法のじゅうたんに乗ってホール・ニュー・ワールド(A Whole New World)を歌いながら世界中を旅する場面があります。
ディズニー映画の中で私はその場面が一番好きです。
その場面でエジプト人がアラジンたちに気を取られてスフィンクスの鼻を壊してしまう場面があります。
ご存知の人も多いかと思います。
鼻が削れてしまった原因がそうであれば面白いですね。
実際にはアラブ人がエジプトに移り住んできた時に鼻を削ってしまったと言われています。
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