ドーハは本当に退屈なのか?
カタールは領土のほとんどが砂漠です。
そのため、国民のほとんどが首都ドーハで暮らしています。
それならばレジャー施設などの見どころがドーハに集まっていそうな気がしますが、そうではありません。
国民人口がわずか288万人の小国なのでレジャー施設を幾つも造る必要がないのです。
実際にドーハの見どころをチェックしてみましょう。
ドーハの見どころ
ドーハの超高層ビル群
見どころの最初に紹介されるのが街並みでは少し寂しい気もします。
でも、やっぱり街並みが一番の見どころです。
どのビルも独創的なフォルムで、そして言葉を失うほどの超高層ビルです。
カタールでは高層ビルの建設が続いていて、そこに海外企業を誘致しています。
海外企業がドーハに支社を置いてくれれば外貨が得られるからです。
建築ラッシュに伴って外国人労働者がカタールに出稼ぎに来ているので、現在カタールの人口は急激に増加しています。
西暦2000年に59万人しかいなかった人口が2020年の時点で288万人に達しています。
ドーハ・フォート
ドーハ・フォートは1880年に砦および警察署としての機能をあわせ持つ形で造られました。
1906年頃から刑務所としても使用されるようになりました。
1927年に再建されて現在に至ります。
私はせっかくカタールに来たので1つくらいは遺跡を見ようと思って訪れましたが、ドーハ・フォートが見どころと言えるかは微妙なところです。
暑くて外を歩く気になれないと思ったら、無理して行かないようにしましょう。
シティ・センター・ドーハ
ドーハのショッピングモールです。
ドーハにはアメリカにありそうな現代的で巨大なモールがいくつかあります。
真夏のドーハに来たらモールで涼むのがおすすめです。
涼しくて快適です。
モール内は天国、外は地獄のような暑さなので再び外に出ようという気持ちが芽生えなくなるほどです。
カンドゥーラがなにか違う!
ショッピングモールで見かけるカタールの男性は白い民族衣装カンドゥーラを着ています。
イスラム教徒の男性が着ている、上から下までつながっている衣装です。
とても涼しそうなので、いつか買ってみたいです。
さて、そのカンドゥーラはイスラム圏ではよく見かけるのですが、カタールの男性が着ているカンドゥーラはどうも様子が違います。
デザインに違いはありません。
何が違うかと言えば、新調されたばかりのような真新しい白さでとても高級感があるのです。
明らかに上質の生地を使用しています。
さすが世界で一番豊かな国、カタールです。
話しかけて尋ねてみると「この上質のカンドゥーラは日本製だよ」と教えてくれました。
日本製の高級カンドゥーラはイスラム圏にたくさん輸出されていてとても人気があるそうです。
当然ながらお値段は高いのですが、裕福なカタール人なら気軽に買えてしまいそうですね。
携帯電話の値段が車一台分!?
モールを歩いていると高級そうな携帯電話がショーケースの中に展示されています。
のぞき込んで見るとお値段はな、なんと240万円!
本当にお金持ちなのですね……。
まとめ
ドーハは「世界で最も退屈な町」と言われていますが、実際はどうなのか自分の目で確認してみました。
歴史的建造物や遺跡についてはドーハ・フォートが一番有名で、それ以外は特にありません。
中東の歴史によほど興味のある方でないとドーハ・フォートで大きな満足感は得られないと思っています。
夏は暑くて外を散策するのは大変なので旅行者が現実的に行けるところはショッピングモールしかありません。
退屈するかどうかはドーハでの滞在期間も影響しますよね。
個人的には旅行でドーハに滞在するなら2日間あれば十分かもしれないと思いました。
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