コスタリカからニカラグアへ
自分の体験
ここからは本格的にバスの旅です。
バスでコスタリカのサン・ホセからニカラグアのマナグアに向かいました。
マナグアまで１０時間掛かるので「今日は観光ではなく完全な移動日。忍耐の日だ」と覚悟していました。
タクシー運転手のストライキに巻き込まれる！
途中で渋滞に巻き込まれました。
中米でも渋滞があることに驚きました。
でも、実はこれ、タクシー運転手がストライキを起こして道を封鎖していたのです。
今日に限って「お給料を上げてほしい」とストライキを起こすなんて･･････運が悪いです。
あまりにも進まないのでバスを降りて前の様子を見に行くと、彼らはタクシーで道をふさいでいるだけでした。
メッセージの書かれたボードや横断幕を掲げているわけでもありません。
彼らに対して「道を開けるように」と言う人もいません。
ただ通れるようになるのをおとなしく待っています。
結局、４時間以上も足留めされてしまいました。
マナグアに到着するのに１４時間もかかりました。
ニカラグアへの入国
バスで国境に着くと、全員バスから降りてパスポートと荷物のチェックをします。
アジア人は珍しいせいか荷物を徹底的に調べられますので覚悟しておきましょう。
ニカラグアの基本情報
正式国名 ニカラグア共和国
首都 マナグア
言語 スペイン語
通貨 コルドバ
プラグ 日本と同じＡタイプ
ビザ グアテマラ、ニカラグア、ホンジュラス、エルサルバトルの合計滞在日数が９０日以内ならビザは不要。こちらから最新情報をご確認ください。
時差 １５時間
マナグア
私の体験
夜８時にＴＩＣＡ社のバスターミナルに着きました。
マナグアはとても危険な町です。
バスターミナルのエリアは、旅行客が羽交い絞めにされて金品を強奪される大変危険なエリアです。
夜間に限らず、昼間でも絶対に歩かないようにと言われています。
そこで、バスターミナル奥にあるTICAバスの経営するホテルにそのまま泊まりました。
でも、せっかくなので街の様子を見たいです。
夕食も食べたいのです。
そこでホテル前に停まっていたタクシーでセントロに向かおうとしたのですが、運転手と警察官に「危険だからダメだ」と断られました。
バスターミナル付近だけでなくセントロも危険なのですね。
セントロは「街の中心」という意味です。
自分が観光したいがために、タクシー運転手の方にまで危険な思いをさせるのは気が引けるので観光はあきらめました。
でも、「夕食は食べたいな」と思ってレストランの場所を聞いていると、その場にいたグアテマラ人の男性が食堂まで連れて行ってくれることになりました。
外を歩くのは大変危険なエリアでしたが、真っ暗な道をドキドキしながら５分ほど歩き、食堂へ到着しました。
その男性のおかげで牛肉、マッシュポテト、バナナのフライなどを日本円で２５０円ほどで食べることができました。
そのグアテマラの男性が夕食を召し上がらないので「食べないのですか」と聞くと、「さっきこの食堂に来て夕食を食べ終わっているんだ」と教えてくれました。
この男性は私のためにもう一度食堂に来てくれたのです。
しかも、食べ終わるまで待っていてくれてホテルまで送ってくれました。
旅で出会った親切な人のことを思い出すたびに感謝の気持ちを改めて伝えたくなります。
国際バスならTICA社！
国境を越えて中米の国を旅するならばＴＩＣＡ社のバスがおすすめです。
ＴＩＣＡ社は首都や観光都市を結んでいるので便利です。
中米ではバスが故障することもよくあります。
無名のバス会社の場合、故障したときに代わりのバスが来ないことがあります。
ＴＩＣＡ社は各国の主要都市にバスターミナルがあるので対応は良いほうです。
また多くの場合、ＴＩＣＡ社のバスターミナルのすぐ隣にはホテルがあります。
治安の悪い町を訪れた時にすぐホテルに荷物を置けるので安心です。
もちろんホテルと言っても設備にはあまり期待しないようにしましょう。
ホンジュラスの基本情報
正式国名 ホンジュラス共和国
首都 テグシガルパ
言語 スペイン語。カリブ海沿岸地域では英語も通じる。
通貨 レンピーラ 補助通貨はセンタボス
プラグ 日本と同じＡタイプ
ビザ グアテマラ、ニカラグア、ホンジュラス、エルサルバトルの合計滞在日数が９０日以内ならビザは不要
時差１５時間
グアサウレ
ニカラグアとの国境の町です。
ホンジュラスはそれほどの見どころがないため、ここでは割愛します。
なお、ニカラグアからエルサルバドルに移動しようとする場合も必ずホンジュラスに入国することになります。
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