エジプトの旅　-市内からカイロ空港へ-

カイロ空港へ行きたい！

カイロから次の目的地ルクソールへ行く飛行機は朝７時３０分発でした。

朝７時３０分に出発する国内線なので朝５時３０分にはカイロ空港には着いておきたいところです。

早朝に空港行きのバスがあるか分からないし、流しのタクシーをつかまえられるかも分かりません。

私は空港には前日に向かうことを決心しました。

※帰国後に調べたところ、午前６時前にバスは運行していません。

日本からカイロに着いた時、親切なエジプト人の助けもあって夜中にバスを乗り継いでくることができました。

でも、言われるがまま乗り継いだのでどうやってカイロ中心部まで来たのか知りませんでした。

そのため、空港に戻る時の参考にはなりませんでした。

何よりもガイドブックを持っていないので、どのバスに乗って良いのかわかりませんでした。

空港行きのバス乗り場は「タフリール東・市内バス乗り場」

まずホテルの人に聞いてバスターミナルの場所を知りました。

タフリール広場の北にある「タフリール東・市内バス乗り場」から空港行きのバスに乗れます。

運が良いことに、「タフリール東・市内バス乗り場」は私が宿泊していたホテル・アラベスクのすぐ目の前にあります。

アラビア語の数字が読めない

バス乗り場が目の前だったので、これは簡単に空港に行けそうだと思いました。

しかし、バスの車両に表示されている行き先とナンバーを見てがく然としました。

日本はもちろん、世界中のほとんどの国で使用されているアラビア数字「１、２、３……」の表記ではないのです。

バスに表記されるエジプトの数字は読めない

アラビア語を使っているエジプトがなぜアラビア数字を使っていないのか不思議ですね。

エジプトではアラビア数字ではなく、アラビア語で数字を表す「アラビア文字記数法」を用いています。

そのため、まったく数字が読めないのです。

見た目でアラビア数字と結び付けることはできないので勘で当てるのはやめましょう。

エジプト人は親切のはず･･････

せめて英語で空港行きと書いてくれていないかと願いましたが、どれだけバスを見送ってもそのような英語表記はありません。

そこで、せわしなく乗り降りしているエジプトの方に尋ねてみることにしました。

しかし、皆が愛想なく質問に答えてくれません。

謎のアジア人が近寄ってきて不気味だったのでしょうか。

初日に出会った親切なエジプト人みたいな方が見つかりません。

こうなったら停車しているバスの運転手に「このバスは空港に行きますか」と聞いて、空港行きのバスを見つけるしかありません。

その質問を繰り返し、結局バスに乗るのに１時間もかかりました。

魅惑的なジュース・カルカデーヤ

バス乗り場でバスを待っている時に出会ったのがカルカデーヤです。

真夏の暑さでのどがすぐに渇き、カルカデーヤを何度もおかわりしました。

カルカデーヤはハイビスカスの花びらから作るジュースです。

甘酸っぱさが病みつきになります！

カイロ空港は冷房が効きすぎ！

空港に前日に着いたので後はひたすら夜が明けるのを待つのみです。

空港内のベンチに座り、一晩過ごすことにしました。

でも、冷房が効きすぎていて空港がとんでもなく寒いです。

真夏のエジプトに来た私は夏服しか持っていません。

異常な寒さに耐えられなくなった私は空港ターミナルから出て、とても暑い外で寝そべって朝まで過ごしました。

カイロに限らず、アフリカや中東の空港は冷房が効きすぎていて気温が２０度以下になっていることがありますので注意しましょう。

不幸にも私はこの冷房で体調を崩してしまい、ルクソールでの旅は苦労しました･･････。