ロヴァニエミへの行き方
今回の旅のメインイベントはサンタクロースに会うことです♪
サンタクロースに会える場所はフィンランドのロヴァニエミにあるサンタクロース村です。
まずは首都ヘルシンキから877km北にあるロヴァニエミに移動しましょう。
移動手段は飛行機、鉄道、バスの3種類です。
移動時間は以下の通りです。
・飛行機・・・・・・1時間20分
・鉄道・・・・・・ 12時間程度
・バス・・・・・・ 13時間程度
私は鉄道で移動します
ヘルシンキ発ロヴァニエミ行きの特急列車はサンタクロースエクスプレスと呼ばれています。
なんともすてきな響きの愛称です。
サンタクロースエクスプレスは1日に2往復分しか本数がありません。
行きのヘルシンキ発の特急は2本とも夜に出発します。
帰りのロヴァニエミ発の特急も2本とも夜に出発します。
具体的な時刻は毎年変更があります。
フィンランド鉄道のホームページで出発駅と到着駅を入力すればタイムテーブルを見ることができます。
購入することも可能です。
サンタクロースエクスプレス以外の電車でもよければ本数はもっとあります。
私は午後10時過ぎにヘルシンキを出発するサンタクロースエクスプレスに乗ることにしました。
これに乗れば、翌日の朝10時にロヴァニエミに到着します。
私は旅をするとき、夜中に移動できる電車があるならそれに乗っています。
夜寝ている間に移動できるなら効率が良いですよね。
旅の時間には限りがあるのでなるべく移動時間を無駄にしたくありません。
でも、移動時間を短くしたいというわけではありません。
実際、私はなるべく飛行機に乗らないことにしています。
飛行機の旅は苦労が少なく、旅の面白さが半減してしまうからです。
「苦労しながら旅をすること」こそが旅の醍醐味です。
自分自身の目で見てみたい場所、訪れたい場所に、苦労しながらも自力で辿りつくことに旅の面白さがあります。
「たくさんの人に道を尋ねたり、自分なりに頭を使ったりして自分の訪れたい場所に辿り着くことができた!」
「日本を出発して何十時間もかけて目的地まで移動できた!」
そこには喜びと達成感があります。
このような理由で大変効率の良い飛行機は利用しないようにしています。
もちろん飛行機を頼らなくてはいけないこともありますけどね。
さあ、話を戻しましょう。
午後10時過ぎのサンタクロースエクスプレスのチケットを買おうと、夕方6時にヘルシンキ中央駅のチケット売り場に行きました。
「今夜出発して明日のお昼頃にはサンタクロースに会えるかな?」と期待していました。
しかし、私は浅はかでした。
チケットが売り切れていたのです!
サンタクロースに会いたいと思っている人は世界中にいます。
海外からフィンランドに来たらサンタクロースエクスプレスのチケットを手に入れようとするのは当たり前のことかもしれません。
私はクリスマスシーズンに訪れたのでチケットの入手は特別難しかったのかもしれません。
この旅行の最終目的地はオランダのアムステルダムでした。
このままでは予定が崩れてオランダまで行けなくなるのではないかと心配しました。
飛行機になるべく乗らないというポリシーをあっさり捨ててヘルシンキ空港へ行きました。
しかし、夜8時を過ぎた空港は閑散としています。
その日の飛行機はすべて離陸した後でした。
旅にスマホを持参しない私は情報不足でこのような無駄な行動をよくします。
結局、ヘルシンキ中央駅に戻って翌日夜22時過ぎに出発するサンタクロースエクスプレスのチケットを購入しました。
翌日の夜22時にヘルシンキ中央駅へ行くとサンタクロースエクスプレスが既にホームに停車していました。
サンタクロースに思いを馳せながら列車は雪の中を走って行きます。
十分に睡眠を取り、12時間後にロヴァニエミに着きました。
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