このページ内の目次
MBC龍仁大長今パークの魅力
MBC龍仁大長今パークの魅力は自分が今まで見てきた韓国ドラマの世界に入り込んだような気持ちになれることです。
そして、あのドラマに出演していた俳優さんたちがこの場所にいたんだという満足感。
MBC龍仁大長今パーク内の王宮や屋敷は「セット」という表現ではしっくりきません。
実際に昔からそこにあるかのようなリアリティと趣きがあります。
MBC龍仁大長今パークを訪れる前に「撮影現場を見てしまうと、その後でドラマを見る際に気持ちがしらけてしまわないかな」と少し心配しましたが、このパークは再現性が高いのでそのようなことにはなりませんでした。
監視カメラも監視スタッフもいないので思う存分ドラマの世界に浸れます。
たくさんの大道具や小道具は自由に触れることができます。
王や皇后の乗る「輿(こし)」に乗ったり持ち上げたりすることも可能です。
監獄の扉を開けて中に入ってみたり昔の庶民の家で休憩したりとびっくりするほど自由なのです。
その分、観覧する人のマナーが大切ですね。
私の訪れた日は広大な敷地に見学者が15人くらいしかいませんでした。
とても静かで人に会わないので自然と没入感が高まりました。
運が良ければ撮影している日もあるそうです。
チケット売り場でその日に撮影があるか聞くことができますよ。
MBC龍仁大長今パーク内の見どころ
「宮廷チャングムの誓い」オープンセット
エントランスから入るとすぐに「宮廷チャングムの誓い」のオープンセットに着きます。
中に入ると調理場があって食器類が並んでいます。
自由に触ったり手に取ったりしてもOKです。
下の画像のように等身大パネルが置かれていることがあります。
パーク内には等身大パネルがたくさん展示されているエリアもあります。
記念撮影のスポットとしても人気がありそうですね。
チェ・ウの屋敷
「武神」というドラマに出てくるチェ・ウの屋敷だったのでこのような名前がついています。
作品によっては単なる屋敷ではなく別の用途で使われています。
パーク内の見どころの中でもっともバラエティーに富んだ使われ方をしているセットだと思います。
多くの作品にでてきますので、ドラマを見ながらぜひこのセットを見つけてみてください!
屋敷の中も自由に見学できます。
官家
高麗時代の建築様式です。
両班の家って感じがします。
ドラマによく出てくる家ですね。
捕盗庁や義禁府が重臣の家を荒々しく捜索する場面など、ちょっとしたシーンにもよくでてきます。
市場通り
居酒屋を兼ねた宿屋、呉服屋、本屋、肉屋など庶民の暮らしている町の様子が再現されています。
王様がお忍びで町中を歩く場面、主人公が町中で敵に追われる場面などさまざまなシーンで目にする場所です。
捕盗庁(義禁府)
朝鮮時代の警察署です。
捕盗庁(ポドチョン)や義禁府(ウィグムブ)は歴史ドラマには必ず出てくる場所ですね。
せっかくなので牢屋の1部屋に入ってみませんか。
帰国後にドラマを見ているとき、「あっ! 主人公が閉じ込められた牢屋は私の入った場所だ!」と悲しい場面のはずなのにちょっとうれしい気分になります。
もちろんそれからすぐにドラマに夢中になって主人公のことを心配しています。
白状させるための道具もあります。
無量寿殿・安養楼
高麗時代の栄州浮石寺の無量寿殿をモデルとして建てられた建物です。
内部には仏像や仏具があり、自由に触れることができます。
隣接する建物は来場者向けのおみやげ屋さんです。
ドラマではそのお店を上手に隠して撮影しているので感心してしまいます。
この無量寿殿・安養楼はMBC龍仁大長今パークの一番奥にあり、一番高い場所にあります。
体力の残っているうちに行きましょう。
無量寿殿・安養楼のある場所から眼下に広がるのはまさに朝鮮時代の町並みです。
仁政殿
仁政殿は昌徳宮に実際にあります。
昌徳宮はソウル中心部にある朝鮮時代の宮殿で、現在は有名な観光スポットです。
それを再現しています。
見事なまでに再現しているのでMBC龍仁大長今パークに行った後に昌徳宮で本物の仁政殿を見てもあまり感動しないかもしれません……。
さて、この仁政殿は王の即位式をおこなう場面などでよく使われます。
謀反が起きるとクライマックスがこの場所になることもありますね。
仁政殿の裏側に回ると、ここもまたドラマでよく見かける場所です。
ライバル同士がよく対峙していますね。
報平殿
報平殿は高麗時代末期から王が業務を行っていた建物です。
実在する昌徳宮にある宣政殿と同じような形です。
ドラマでは、王に謁見したい家臣がこの廊下を急ぎ足で歩く場面をよく見ます。
世子が体調を崩した王を見舞いに来てこの報平殿の前で心配するシーンもよく目にします。
東宮殿
東という文字には「若い」、「長男」という意味があったため、かつて中国の皇太子は皇居の東の宮に暮らしていました。
これが東宮という名の由来です。
その影響を受けて韓国でも王の後継者が暮らす場所は東宮と呼ばれたのです。
つまり、世子や世孫の暮らす住居です。
同様に、日本でも皇太子が暮らしている場所は東宮御所と呼ばれています。
令和になってから天皇陛下の直系男子の就く皇太子は空位となったため、現在は東宮御所が設けられていません。
本題に戻りますね。
この東宮殿はドラマ『イ・サン』ではイ・サン、『太陽を抱く月』ではイ・フォンの住まいでした。
中宮殿
中宮殿は中宮、大妃、王女など王族の女性の住居としてドラマで使用されています。
『トンイ』でもよく使われた場所です。
演武場
演武場は武術を競う場面でよく使用されていて武官になるための試験場になることもあります。
王様が観覧する場所にも上がっていけますよ。
ミシルのお住まい
新羅皇帝の後宮たちが暮らしていた場所です。
『善徳女王』に登場するミシルが住んでいたため、このような名前がついています。
恵民署
恵民署は朝鮮時代の医薬と一般庶民の治療を担当していた部署です。
『馬医』でよく使われていた場所です。
城郭
城郭は都と外部を隔てる防護壁として造られました。
主人公たちが城門を通ろうとする場面や、城壁から弓矢で攻撃される場面など重要な場面で出てきますね。
火器都監
火器都監は鉄砲を製造するために光海君が設置した官庁です。
『華政』で使用された場所です。
典獄署
典獄署は朝鮮時代の円形監獄です。
なんとも迫力があります。
『オクニョ』で頻繁に使用されました。
監獄の扉は開いているので中に自由に入れます。
最後に
MBC龍仁大長今パークには他にも撮影場所があります。
園内はとても広いですので午前中から訪れて休憩を挟みつつ見学しましょう。
一度訪れると、帰国後に韓国ドラマを見るのがいっそう楽しくなると思います♪
-
「韓国の旅 -おすすめの料理ランキング TOP5-」 読めばすぐに行きたくなる旅行ガイド
続きを見る
-
「韓国の旅 -MBC龍仁大長今パークへの行き方-」 読めばすぐに行きたくなる旅行ガイド
続きを見る