ペルー 南米

ペルーの旅 -マチュピチュへの行き方を知ろう-

ペルー マチュピチュ

あらかじめマチュピチュに行く日程が決まっている人はウェブサイトクスコからマチュピチュ行きの鉄道チケットを購入しておきましょう。

一方で、いつマチュピチュに行くのかはそのときの旅次第という人は、クスコでチケットを購入することになります。

鉄道以外でのマチュピチュへの行き方も一応ありますが、行き方が複雑なのでクスコからマチュピチュまで鉄道で行くのがおすすめです。

 

クスコに着いたらマチュピチュ駅(アグアス・カリエンテス駅)行きのチケットをまず購入しよう!

ペルー マチュピチュ

マチュピチュ行きの鉄道の便数は少ないので、チケットは少しでも早く買う必要があります。

 

購入場所

ワンチャック駅窓口(アルマス広場から1kmほど離れています)

 

鉄道会社

ペルーレイル

 

列車の種類

①ハイラム・ビンガム

豪華列車。片道5万円。食事付き。

 

②ビスタドーム

観光客向け。車両の上部がガラス張りなので道中の風景がよく見えます。片道1万円前後。軽食付き。

 

③エクスペディション

一番リーズナブルだが、1万円前後。場合によってはビスタドームよりも高くなってしまうことがある。車両は観光客用の設計ではない。飲み物とスナック菓子のサービスがつく。

 

乗車場所

ポロイ駅

クスコからタクシーで15分の場所

※チケットを購入したワンチャック駅ではないので注意。

 

所要時間

2時間10分ほど

 

私の体験談

クスコに着いた当日にマチュピチュに向かいたかったのですが、当日の乗車券はすべて売り切れでした。

手に入る一番早いチケットは翌日の早朝6時40分発の列車です。

マチュピチュに9時54分着の便です。

翌朝、ポロイ駅のホームで自分の乗る列車を見て「ペルーにこんなに豪華な列車があるんだ!」とびっくりしました。

列車の種類はビスタドームです。

軽食付きと聞いていましたが飛行機の朝食なみに充実していました。

ワインやコカ茶なども無料です。

 

マチュピチュ

ペルー マチュピチュ

標高2400mの空中都市マチュピチュ。

クスコに比べると1400mも低い場所であるため、高山病の心配もなさそうです。

マチュピチュにはリャマが住んでいます。

 

マチュピチュの歴史

西暦1450年頃にインカ皇帝パチャクティはアンデスの奥地に都市を築きました。

マチュピチュはインカ帝国の王族のために造られた避暑地です。

王族に仕える者たちの住居も造られました。

それでもマチュピチュは最大でも約750名の住民しかいなかったと言われています。

 

マチュピチュは奥地にあったおかげでスペイン軍に破壊されずに済みました。

しかし、インカ帝国が滅びたことで王族がマチュピチュを訪れることはなくなりました。

マチュピチュが王族の避暑地から遺跡へと姿を変えていきます。

 

およそ400年の時が経過した1911年、アメリカの歴史学者ハイラム・ビンガムが廃墟と化したマチュピチュを発見します。

ビンガムは伝説の都市ビルカバンバを探すために探検をしていました。

1532年のスペイン人侵略から逃れるためにインカの人たちが辿り着いた町がビルカバンバだと言われています。

長い間ビルカバンバを見つけられる者はおらず、インカの失われた都市(Lost City)として語り継がれるようになりました。

ビンガムはマチュピチュを見つけたとき、ビルカバンバを見つけたと思って喜びました。

ビンガムは亡くなるまでビルカバンバであると主張していました。

その後、ビンガムの主張が誤りだったと証明されます。

それでも、マチュピチュを発見した時の感動はどれほどのものだったでしょうか。

想像してみると、うらやましくなってきます。

ちなみにビンガムがマチュピチュを発見したとき、3世帯の農民がマチュピチュに住んでいました。

 

マチュピチュ遺跡の入場券購入場所は2カ所

①文化庁の窓口(マチュピチュ村の観光案内所と同じ建物内にあります)

②クスコでも事前に購入できます。

流動的ではありますが、マチュピチュ遺跡への入場制限をおこなっていますので早めに入場券を手に入れることをおすすめします。

遺跡入口では入場券を売っていませんので、入場券を買っていないのにシャトルバスで遺跡に向かわないようにしましょう。

 

入場料

152ソル(マチュピチュ遺跡のみ) ※2021年時点の料金

為替レートによって異なりますが、日本円で4000円から5000円くらいです。

他の遺跡や博物館とのセット料金もあり、その分高くなります。

 

遺跡見学の時間

6時〜17時30分

 

遺跡見学に関する注意事項

2019年から遺跡見学に新しいルールがつくられました。

①見学時間は最大4時間

遺跡に入場してから4時間以内に退場しなければいけません。

 

②マチュピチュ遺跡内にある「インティワタナ」、「コンドルの神殿」、「太陽の神殿」は見学時間に制限あり

見学可能な時間帯は以下の通りです。

インティワタナ   7:00~10:00
コンドルの神殿  10:00~13:00
太陽の神殿    13:00~16:00

 

元々は一日中マチュピチュにいられて神殿もいつでも見学可能でしたが、観光客の増加によって規制を設けるようになりました。

 

マチュピチュ麓から遺跡への行き方

シャトルバス

徒歩はあまり現実的ではありません。

往復料金24ドルです。

ペルー マチュピチュ

 

マチュピチュの宿

マチュピチュ村には高級なホテルから安宿まであります。

安宿にはシャワーがついていないところもありますので予約前に確認しましょう。

 

私の体験談

シャワー無し・トイレ共用の安宿に宿泊しました。

シャワーが無いのは不便ですが、マチュピチュの麓には温泉があるので大丈夫です。

温泉と言っても、屋外プールのような見た目です。

水着着用ですので気を付けましょう。

お湯はぬるいですが、スッキリするには十分です。

温泉の後に夜道を歩くと気分爽快です。

 

マチュピチュからクスコへ

鉄道とミニバスを利用して戻ります。

クスコまで行く列車は1日に4便しかありません。

このチケットを取れたらラッキーですが、なかなか難しいことでしょう。

そのため、マチュピチュ駅からオリャンタイタインボ駅までは鉄道を利用しましょう。

オリャンタイタインボ駅行きの鉄道は結構あります。

オリャンタイタインボ駅に着くと、駅前にワゴン型のミニバスが待っています。

それに乗って行けば、クスコのアルマス広場まで行けます。

アルマス広場まで連れて行ってくれるというのが何気にありがたいです。

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私の体験

午前8時30分発の列車でマチュピチュ駅を出発し、午前10時にオリャンタイタインボ駅に到着しました。

それからワゴン型のミニバスに乗り、正午にはクスコのアルマス広場前に到着しました。

ペルー マチュピチュ

 

旅の計画の練り直しました!(私の体験談)

南米では町と町が離れている上に山を幾つも越えていくので、バスで移動するには時間が掛かります。

さすがに2週間で南米を周遊するには無理がありました。

また、想像以上にペルーには見どころが多く楽しく過ごしていたら、時間が過ぎてしまいました。

遅れた分を挽回するため、このあとの移動には飛行機を利用することにしました。

クスコの旅行会社を何軒か回ることにしました。

8月であるため、日本と同じく南米周遊の航空チケットはほとんど売り切れています。

しかも数日後のチケットは料金が高く、なかなか購入できません。

かなり困っていましたが、ある旅行会社でなかなかリーズナブルなチケットを見つけることができました。

お店の人も親切だったので、ここで3時間くらい相談しました。

計画を練り直した結果、4枚の航空券を買いました。

航空券を入手したことで少し安心することができました。

 

購入した航空券

・ボリビアのラ・パス → チリのサンティアゴ

・チリのサンティアゴ → アルゼンチンのブエノスアイレス

 ※アルゼンチンのブエノスアイレス → ウルグアイのモンテビデオは船で移動

・ウルグアイのモンテビデオ → アルゼンチンのシウダー・デル・エステ

 ※アルゼンチンのシウダー・デル・エステ → ブラジルのフォズ・ド・イグアスはバスで移動

・ブラジルのフォズ・ド・イグアス → リオ・デ・ジャネイロ


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クスコからラ・パスへ

バスターミナルから午後10時30分にセミカマのバスに乗車しました。

クスコを出発し、13時間かけて翌日の午前11時30分にボリビアのラ・パスに到着しました。

途中しばらくはティティカカ湖の湖畔を走ります。

 

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