ソウルおよび近郊のおすすめ料理をランキング形式でご紹介します。
韓国に行ったらいろいろなメニューに挑戦したいですね。
このページ内の目次
🏆第1位🏆 「bhcチキン」のプリンクルチキン
韓国ドラマでは主人公たちがフライドチキンを食べるシーンがしばしばあります。
主人公の家族がフライドチキンのお店を営んでいることもありますね。
韓国にはフライドチキンのお店がとても多いです。
なんとその数は日本のコンビニの店舗数をはるかに上回っています。
その中でも人気のフライドチキン専門店が「bhcチキン」と「BBQチキン」です。
今回は「bhcチキン」のフライドチキンを紹介します。
bhcチキンは午前0時まで営業しているお店が多いですが、夕食の時間帯から夜遅くまで混雑しています。
店内で食べるお客さんだけでなく、テイクアウトのお客さんや宅配の人も待っているので1時間ほど待つこともあります。
個人的には店内で温かいうちに食べるのがおすすめです。
bhcチキン東大門店などでは店内の大きなモニターで韓国のアーティストのPVが流れているので、韓国に来た気分にいっそう浸れます。
※bhcチキン東大門店の行き方は下のほうで紹介いたします。
注文方法
店内に入ると座席に案内されます。
注文はテーブルに設置されたタッチパネルでおこないます。
日本語メニューに切り替えれば注文は簡単です。
注文する際は鶏肉の部位をオリジナルとコンボの2種類の中から選びます。
オリジナルはむね肉、もも肉、手羽元など鶏肉のさまざまな部位が入っています。
ご存知の通り、むね肉やささみの部分は淡泊でぱさぱさしています。
コンボはもも肉や手羽元など脂がのっているジューシーな部分だけを堪能できます。
おいしい分だけコンボのほうがお値段は少し高くなります。
ところで、オリジナルとコンボという言い方は他のフライドチキン店でも使われますが、このbhcチキンでは何も書かれていなければ「オリジナル」、コンボと書いてあれば「コンボ」です。
なお、チキンの量はとても多いので1人で全部食べ切るのは大変です。
2人で来店してもフライドチキンのメニューは1つ注文すれば十分です。
店員さんから1人1つ注文してくださいとは言われません。
ご安心ください。
足りないときに追加注文しましょう。
次に味を選びましょう。
おすすめは断然プリンクルです!
チェダーチーズ、玉ねぎ、ガーリックの絶妙なバランスがたまりません。
プリンクル以外にも「ヤンニョム」や辛みと甘みを感じられる「HOTゴールドキング」など味は10種類ほどあります。
ハーフ&ハーフがおすすめ!
bhcチキンは量がとても多いので1度に2つの味を楽しみましょう。
タッチパネルからハーフ&ハーフの画面を見つけられます。
自由に組み合わせられるわけではなく、タッチパネルに表示されている組み合わせから選びます。
ハーフ&ハーフにすることで料金が少しだけ高くなります。
また、ハーフ&ハーフはオリジナルしか選べません。
コンボはありません。
チキンとビールを頼もう!
韓国ではチキンとビールをセットにして食べるのが人気です。
韓国ではビールのことをメクチュと言うのですが、チキンとメクチュを合わせた「チメク(치맥)」という言葉は広く知られています。
ぜひチメクに挑戦してください♪
ビールは韓国のビール「TERRA(テラ)」や「Kelly(ケリー)」がおすすめです!
チキンを豪快に食べよう!
フライドチキンを注文すると1人に対してビニール手袋1枚を持ってきてくれます。
片手にはめて豪快にフライドチキンにかぶりつくと満足できますよ。
また、ソースが一緒についてくるのでそれにつけて食べるのもおすすめです。
さっぱりとしたクリームチーズのようなソースです。
おすすめの店舗
東大門歴史文化公園駅にあるbhcチキン東大門店は駅から近くておすすめです。
12番出口から地上に出ると目の前に大通りがあります。
大通りの向こう側には未来にありそうな巨大な建築物「東大門デザインプラザ」が見えます。
その建物を見ている状態で大通りを左方向に歩いていくと、10秒くらいで1つ目の角にあるセブンイレブンが見えます。
そのセブンイレブンのある角で左に曲がります。
すると右手に「BBQチキン」が見えてきますが、このお店ではありませんので通過します。
「BBQチキン」を通り過ぎるとすぐに「GRAND SAMARKANDO」というウズベキスタン料理のお店があります。
その2階にあるのが、「bhcチキン」です。
建物正面の左側に2階に上がる階段がありますので、そこからお店に入りましょう。
下のマップの12番出口から赤い線の通りに歩けば、2分で☆印のところにある「bhcチキン」に到着します。
ところで、bhcチキンの本店は明洞にあります。
店内は狭いので、ほとんどのお客さんは外に用意されたテーブル席で食べています。
夏と冬に外で食べるのは快適ではないかもしれません。
ちなみに、本店は焼き肉食べ放題で人気の江南豚商会と同じ建物にあります。
🏆第2位🏆 「シンミギョン弘大タッカルビ」のチーズフォンデュタッカルビ
タッカルビは「鶏の鉄板焼き」のことで、それにチーズをからめたのがチーズタッカルビです。
チーズタッカルビは日本でも話題になりましたね。
東京の新大久保駅周辺ではチーズタッカルビを食べられるお店が並んでいます。
「それほどブームならば韓国でチーズタッカルビを食べておこう」ということでお店を探しました。
探してみてわかったことはソウルではチーズタッカルビをメニューとして提供するお店がほとんどないということ。
チーズに頼らずに本来のタッカルビの味で勝負しています。
では、どこでチーズタッカルビを食べられるのでしょうか。
ソウル市内の地下鉄駅2号線「弘大入口」駅に向かいましょう。
駅から徒歩7分のところにある「シンミギョン弘大タッカルビ」というお店で食べられます。
1996年にオープンしたタッカルビ専門店です。
数年前までは2階にあるこじんまりとしたお店でしたが、100メートルほど離れた場所に移転しました。
新しい店舗は以前より広くテラス席もあります。
ここでのメニュー名は「チーズフォンデュタッカルビ」です。
チェダーチーズとモッツァレラチーズの2種類のチーズがたっぷりと入っていてチーズ好きにはたまりません。
1人前16,000ウォンです。
チーズタッカルビというとチキンとたっぷりのチーズだけで食べるイメージを持っている人もいると思いますが、こちらの「チーズフォンデュタッカルビ」は野菜もたっぷり入っています。
個人的にはそのほうがおいしいと感じています。
注文の際に辛さのレベルを聞かれます。
「マイルド」、「ミディアム」、「スパイシー」、「ベリースパイシー」の4種類から選びましょう。
私は最も辛くない「マイルド」を選びました。
私は普段日本で食事をする際に市販の七味唐辛子やラー油をかける程度です。
そのため、辛党ではありません。
そんな私には「マイルド」がちょうど良かったです。
正直「マイルド」でも私には少し辛いと感じました。
ニラ入りのチヂミ(プチュジョン)をサービスで付けてくれました。
チヂミは目の前で焼いてくださいました。
もちもちでおいしいです。
このお店をおすすめしたい理由の1つは、メインメニューに添えられる付け合わせ(パンチャンと言います)がおいしいところです。
キムチの食感、そして大根の漬物の食感などから、おいしく提供するためによく管理されているのが分かります。
黒ごまソースのキャベツまでもシャキシャキで、新鮮なものを使っているとわかります。
そして、なんといっても「チーズフォンデュタッカルビ」がおいしいです!
タッカルビの本場・春川(チュンチョン)の味を出すために材料のほとんどを現地から仕入れているそうです。
韓国産の新鮮な鶏肉は柔らかく、そしてほどよい張りがあります。
チーズとの相性は抜群です!
チーズはオプションで増量できます。
おいしいと評判のお店に行くのが一番ですね。
「チーズフォンデュタッカルビ」を食べていると欲しくなるのがご飯です。
普通のご飯もよいですが、韓国のりたっぷりの「ライスボール」(2,000ウォン)をおすすめします。
注文すると、ご飯の上に韓国のりがふりかけてあるだけのお皿とビニール手袋1枚がテーブルに運ばれてきます。
つまり、自分でご飯と韓国のりをよく混ぜ合わせておにぎりを作ってくださいということです。
片手で握るのでいびつな形のおにぎりができあがりますが、韓国のりがぜいたくに入っていますので味は最高ですよ!
お店への行き方
最寄り駅の弘大入口駅は2号線、空港鉄道、京義・中央線が乗り入れています。
弘大入口駅9番出口から地上に出ます。
ここから7~8分歩きます。
9番出口は大通り沿いです。
9番出口に近い車線を走る車の進行方向とは逆のほうへ歩いていきましょう。
1~2分歩くと右方向に「L7」という文字の書かれた建物が見えてきますので、その四つ角で左に曲がります。
そこから右へ曲がれる道を数えていくと、細道も含めて3つ目で右に曲がります。
通りの両サイドが洋服屋などが連なっているにぎやかな道を3分ほど歩きましょう。
右側をよく見て歩いていくと、四つ角のところで石鹸でおなじみのコスメショップ「LUSH」があります。
その角で左に曲がります。
それから1つ目の右に曲がれる角で右に曲がります。
数十m歩くと右側に「シンミギョン弘大タッカルビ」があります♪
🏆第3位🏆 「臨津閣公園」内にある食堂の平壌式水冷麺
臨津閣公園はソウル近郊の京義中央線「臨津江」駅近くにある公園です。
ここは北朝鮮との国境に近く、非武装中立地帯(DMZ)まで5kmの位置にあります。
北朝鮮が近いと聞くと危険そうですが、臨津閣公園は韓国人にとって憩いの場になっています。
この臨津閣公園の駐車場前にある食堂で平壌式水冷麺が食べられます。
北朝鮮の目前ということもあってか、冷麺のスープのだしはよく効いていてとてもおいしいです。
氷が入っていて冷たいので暑い日におすすめです。
ところで、韓国人はこの冷たい平壌式水冷麺を暑い日に食べるのでなく冬に好んで食べています。
冬の日にアイスを食べたくなるような感覚なのでしょうか。
日本では冷麺にキムチを入れて食べることがありますが、本場では冷麺にキムチを入れません。
そのままの味でおいしいので挑戦してみてください。
🏆第4位🏆 「洪福」のチャジャンミョン
韓国でチャジャンミョンを食べたいと思う人は韓国ドラマを見ている人ではないでしょうか。
私もその1人です。
南大門市場で見つけた中華料理屋でいただきました。
実は3日間探しても、チャジャンミョンが食べられるお店は見つかりませんでした。
原因は私が韓国料理の食堂でチャジャンミョンを食べようとしていたからです。
チャジャンミョンは中華料理ですので、中華料理屋でしか見つかりません。
南大門市場を歩いていたら、立派な店構えの中華料理屋をたまたま見つけました。
店名は「洪福」。
後で知ったのですが、「洪福」は釜山で1958年に創業した高級中華料理店です。
夜は予約のお客さんでいっぱいになる人気店です。
けれども、昼食は高くありません。
味に間違いのないお店ですから昼間は近くのサラリーマンが来店して2階まで満席になります。
おすすめの来店時間はお客さんの少ない2時から3時半です。
ちなみに、その時間帯に入店するときはテーブルに案内されたら入口の方向を見るように座ることをおすすめします。
厨房を見る側に座ると、並んで立っている4~5人の女性スタッフと近距離で向き合う形になるのでちょっと緊張します。
チャジャンミョンとは・・・
チャジャンミョンとは黒味噌で炒めたソースを麺の上にかけて食べる料理です。
ソースには豚肉や玉ねぎ、にんにく、しょうがなどが細かく刻んで入っています。
ところで、チャジャンミョンは材料や作り方によって細かく分類することができます。
代表的なものは5つあり、チャジャンミョン、カンチャジャン、ユニチャジャン、サムソンチャジャン、サチョンチャジャンです。
日本語にした場合、発音の関係で上の表記とは若干異なることがあります。
「洪福」では玉ねぎと豚肉を細かくみじん切りにして味噌と混ぜたユニチャジャンが食べられます。
8,500ウォンです。
先ほど説明した通りユニジャジャンはチャジャンミョンの一種ですので、「チャジャンミョン ジュセヨ(チャジャンミョンください)」と言っても通じます。
チャジャンミョンが運ばれてきたら食べ始める際にお箸を両手に1本ずつ持ってかき混ぜましょう。
ちょっと行儀が悪そうですが、韓国ではマナー違反ではありません。
ドラマでもそのシーンをよく見ます。
私は「洪福」のスタッフの方からそのかき混ぜ方を教えていただきました。
チャジャンミョンの付け合わせと言えば、たくわん(たくあん)ですよね。
韓国のたくわんは日本と同じく黄色いですが、甘みが控えめです。
日本のたくわんよりも韓国のたくわんのほうが好きという日本人もいらっしゃいます。
付け合わせのザーサイもとってもおいしいです。
営業時間
11時~22時(休憩16時~17時)。
日曜は休みです。
※16時近くになると厨房の明かりは消えて料理人は休憩に入ります。ただし、それまでに注文していれば16時以降も食べていて大丈夫です。
お店への行き方
「洪福」の最寄り駅は4号線の会賢駅です。
ソウル駅と明洞駅の間にある駅です。
会賢駅7番出口(下図の黄色い⑦のマーク)を出たら、新世界免税店を右手に見ながらまっすぐ歩きます。
新世界免税店を通過すると左側に「洪福」があります。
※「洪福」に着くまで大通りは一度も渡りませんので、大通りのほうへ歩こうとしていたら一度7番出口へ戻ってリスタートしましょう。
ちなみに、韓国に行くたびに何度もチャジャンミョンを食べますが、お店によって味、タレの濃さ、麺の食感がずいぶんと違います。
ソウル駅横にあるLOTTE MART内のフードコートでもチャジャンミョンが食べられます。(上の画像)
さすがに中華料理屋よりは味や麺の食感は落ちますが、気軽に食べられるのはがいいですね。
チャジャンミョンの屋台を見つけることもありますが、少量で割高です。
一口食べてみたい人には良いかもしれません。
🏆第5位🏆 「サランバンカルグクス」のカルグクス
カルグクスは「カル(刃物)」で切った「グクス(麺)」という意味で韓国の平打ち麺です。
温かいスープとともにいただきます。
カルグクスは1人前7,000ウォンです。
注文すると、韓国ドラマによく出てくる取っ手が2つ付いた古びた金色の鍋が運ばれてきました。
レトロです。
海苔の香りが食欲をそそります。
麺以外には唐辛子の粉やネギ、ゴマや海苔などが入っています。
「サランバンカルグクス」のカルグクスはカタクチイワシを一日煮込んだダシが効いたスープとつるつるっとした麺がとてもおいしいですよ。
付け合わせはお店で毎日漬けているという白菜キムチです。
これがとてもよい食感で他のどのお店の白菜キムチよりもおいしかったです。
「サランバンカルグクス」は1968年創業の歴史あるお店です。
カルグクスと鶏の水炊きが有名で、過去に何度もテレビ取材を受けた名店です。
「おしゃれなお店も行きたいけれど、昔ながらの大衆食堂にも行ってみたい」という人の思いを満たしてくれます。
午前11時を過ぎる頃にはお客さんがひっきりなしに来店してきて2階建ての店内はすぐに満席になります。
営業時間
平日10:30~21:40
土曜10:30~21:00
日曜10:30~16:00
※売り切れ次第閉店します。
休業日は第1日曜と旧正月、秋夕。
※カルグクスを食べられるのは午前11時以降です。それまでに来店したお客さんはこぞって鶏の水炊きを食べています。10時50分くらいに入店してカルグクスを注文するのがおすすめです。
お店への行き方
「サランバンカルグクス」の最寄り駅は4号線の忠武路駅です。
忠武路駅6番出口から地上に上がると徒歩4分で着きます。
※3号線の乙支路3街駅からも近いですが、ここでは忠武路駅から向かう行き方をご紹介します。
6番出口を出ると、とても大きな通りが見えますがそちらには行きません。
「G3」という文字のあるホテルを左手に見ながら道を進みます。
紫と黄緑色が目印の「Nice to CU」というコンビニの角で左に曲がります。
途中で「松竹」という漢字が使われたお店が右にありますが、そのまま通過して次の四つ角を右に曲がります。
すると、次にまっすぐ進む道と右斜め前に進む道の分岐点があります。
そこをまっすぐ進むと、すぐに右側にある「サランバンカルグクス」に到着します。
※お店は上図の①のマークのところです。
店名はハングル文字で書かれていますが、看板に創業年である「SINCE 1968」と書いてありますのでそれで判別できます。
また、看板の左側に映画のフィルムのようなデザインがあるのですが、その左上の「86」という数字も目印になると思います。
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