ブラショフ
トランシルヴァニア地方にあるブラショフはドイツの街並みによく似ています。
実際、ブラショフはドイツ人が造った町です。
シナイアから鉄道で1時間半くらいでブラショフに着きます。
ブカレストからは3時間30分くらい掛かります。
ブラン城への行き方
ブラショフ駅に着いたらアウトガラ・ドイというバスターミナルに行きます。
『地球の歩き方』の地図にはブラショフ駅とアウトガラ・ドイが載っていません。
そのため、無事に着けるか心配な人はアウトガラ・ドイまでタクシーで移動しましょう。
アウトガラ・ドイは寂れたバスターミナルで周囲には何もありません。
私は「本当にこんなところにバスが来るのかな」と心配になりました。
どうやらバスは1時間に1~2便だけアウトガラ・ドイに停まるようです。
アウトガラ・ドイからブラン城へはバスで45分掛かります。
冬期は16時にブラン城が閉まってしまうので、遅くとも正午頃にはブラショフ駅からアウトガラ・ドイに向かいたいところです。
私はバスを30分待ちました。
かなり年季の入ったバスでしたが、とりあえずバスが来てくれてほっとしました。
バスに乗るときには結構いろいろな人と話します
バスターミナルで確認すること
自分の乗りたいバスはターミナルのどこに停まるのか、そして何時に来るのか確認しましょう。
聞く相手はターミナルのスタッフでも構いませんし、他の乗客でも構いません。
バスに乗る際に確認すること
バスが来たら運転手に自分の目的地に行くのかを確認します。
値段も確認します。
乗車後にすること
日本のバスは車内で次のバス停の名前を表示してくれます。
海外ではそのようなバスはあまりありません。
運転手が次のバス停の名前を言ってくれることもありますが、うまく聞き取れないことがほとんどです。
バスの車内から目的地が見えれば安心して降りられますが、バス停と目的地が離れていることはよくあります。
自分の目的地を誰かに告げて、その場所に来た時に「ここで降りるんだよ」と教えてもらわなければいけません。
一番のおすすめは運転手です。
他の乗客は自分よりも早く降車してしまう可能性がありますが、運転手はその心配がないからです。
運転手にそんなことをお願いするのは気が引けると感じる人は次のようにしましょう。
乗車時に「〇〇へ行きますか」と尋ねます。
その後は運転手の近くにとどまります。
あなたが「自分の目的地はこのあたりかな」と思ったら、バスの運転手と目を合わせるようにします。
運転手が振り返ったとき、もしくはバックミラーで目が合いますよ。
目が合ったときに次のジェスチャーをします。
あなたの指をあなたの胸に向けます。
それからその指をドアの方向に指します。
「私はここで降りたほうがいいですか」という意味になります。
バスの運転手は先ほどあなたが「〇〇に行きますか」という質問を覚えていますので、降りるか降りないべきか教えてくれます。
運転手はジェスチャーで教えてくれます。
運転手に直接聞ける人は挑戦してみましょう。
他の乗客に聞いても親切に答えてくれます。
「一人旅は淋しくないの?」とよく聞かれますが、こうやってバスに一度乗るだけで何度もいろいろな人に話しかけるので結構話します。
そのうえ、どんどん話しかけてくる積極的な人が多い国に行くと、一日に少なくても50人以上とは話します。
休日に日本の自宅に1人でいる時よりもはるかに多くの人と話していることになりますね。
さて、ようやくブラン城に到着です。
このお城、何となく不気味ではないですか?
天気のせいでしょうか?
どこか陰湿な負のオーラを放っています。
実はこのブラン城はドラキュラのモデルになったヴラド・ツェペシュの孫が住んでいたお城です。
ドラキュラと言うと吸血鬼のことですが、実在したヴラドはさすがに血を吸いませんでした。
しかし、ヴラドは反逆者に対しては誰であろうと串刺しにしたという残虐な記録が残っています。
そのため、「串刺し公」と呼ばれていました。
なんだかドラキュラよりもヴラドのほうが恐ろしいですね・・・・・・。
シギショアラ
シギショアラは夜のお散歩がおすすめ!
ルーマニアで一番おすすめの町はシギショアラです。
14世紀の街並みが今も残っています。
特に、旧市街の中心にある時計塔が町の好感度をぐっと押し上げています。
時計塔は下が階段状の通路になっていてくぐることができます。
石畳の旧市街は歩くとコツコツと良い音を奏でます。
旧市街は『シギショアラの歴史地区』として世界遺産に登録されています。
夜9時を過ぎれば数少ないレストランにお客さんがいるくらいで、旧市街を歩いている人はいません。
ほとんど誰もいない旧市街を歩くのは楽しいです。
でも、夜道が心配な人は歩くのを避けてくださいね。
ルーマニアのビール
Ciucは程良い苦みとコクがあってさわやかな香りが特徴です。
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