リヒテンシュタイン建国は貴族の悲願?
リヒテンシュタインの基本情報
正式国名 リヒテンシュタイン公国
首都 ファドゥーツ
言語 ドイツ語
通貨 スイスフラン
プラグ 丸2ピンのCタイプ
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リヒテンシュタインに寄り道
リヒテンシュタインにはミュンヘンから来ました。
なんとなく立ち寄ったという感じで「しっかり観光しよう!」というわけではありませんでした。
リヒテンシュタインの通貨がスイスフランなので2000円くらいだけスイスフランに両替しました。
静かな首都ファドゥーツ
鉄道を利用してドイツのミュンヘンからスイスのザンクト・マルグレーテン(St.Margrethen)駅まで行きます。
そこで乗り換え、今度はスイスのブックス(Buchs)駅で降車します。
ブックス駅からバスに乗ればリヒテンシュタインの首都ファドゥーツに来られます。
ファドゥーツはとても静かな町です。
これが一国の首都とは思えないほどです。
人もほとんど見かけません。
国の人口が3万人ほどですから人を見かけないのも不思議ではないのかもしれません。
国の面積は160平方kmです。
日本の都道府県で一番小さい香川県でも1800平方kmほどの広さがあります。
香川県の10分の1以下の面積なのですからかなり小さな国です。
リヒテンシュタイン建国は貴族の悲願
考えてみればリヒテンシュタインほどの小さな国が強国ひしめくヨーロッパでよく建国できたものです。
かつてハプスブルク家と主従関係になっていたリヒテンシュタイン家は「自分達もあこがれの神聖ローマ帝国の会議に出席してみたいなあ」という夢を抱きました。
その夢を実現するためには自分達固有の領土を手に入れる必要がありました。
そこで他の貴族から領土を買い取って自分達の領土を拡大していきました。
その領土が現在のリヒテンシュタインの国土です。
ファドゥーツ伯爵の領土を買い取ったので、その名前が今の首都の名前になっています。
悲願を達成したリヒテンシュタイン家の血統は男子世襲制のもとに現在でも受け継がれています。
ファドゥーツ城は現在でも君主が暮らしている
駅からバスに乗ってファドゥーツ城の麓で降りました。
ファドゥーツ城の現在の君主はハンス・アダム2世という方です。
ご家族と共にファドゥーツ城に暮らしています。
麓から見上げるとお城の窓に明かりが見えます。
ファドゥーツ城とリヒテンシュタイン城は別の城
『ルパン3世 カリオストロの城』の城のモデルになったと言われるリヒテンシュタイン城はドイツのシュトゥットガルト郊外にあります。
リヒテンシュタイン公国内にはありません。
あまりにも美しいので私もいずれ訪れたいと思っています。
リヒテンシュタインからスイスへ
再びブックス駅に向かうバスに乗ると、途中からリヒテンシュタインの10代の男女が4、5人乗って来ました。
リヒテンシュタイン公国の国民はどんな感じかなと思っていましたが、ヨーロッパのどこにでもいるような元気な若者でした。
ブックス駅に戻り、鉄道でザルガンス(Sarganz)駅まで行きました。
ザルガンス駅でサンドウィッチなどを買い込んでバーゼルまで移動します。
夜の21:39発の2階建ての列車に乗ると車両には自分一人しかいませんでした。
午前0時頃にスイスのバーゼルに到着しました。
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